2011年4月15日金曜日

頂いた件の御挨拶

(読者も少ないと思うし、日本語なので、独り言的なプライベートな感じですが。)

InnoDBに惚れ込み、その伝導のためにInnoDBのポテンシャルを可能な限り引き出す。それがこの5、6年の活動の根底にありました。その内のCPUスケーラビリティの問題を解析するための集大成とも言える(個人的に)セッションをMySQL CE 2010 (前回) で持たせて頂きましたが、一部の突出したユーザー極数人を除いては反応はあまり良くなかったのを覚えています。なので、自分の活動が一般のユーザーに分かる形で評価されることは無く、これは陽のあたらない縁の下の闇家業のようなものなのだと感じていたたところです。この一年は性能改善の進歩はあるのですが、一般ユーザーに説明すべき新しい知見は特に得られていなかったので、プライベートの問題解決を優先して MySQL CE 2011 の参加は見送っていました。

そのような状況下で、賞を頂いた報を受け、素直に驚き喜んでいます。

これ以上活動を続けることが実はあまり誰の役にも立ってないのではないか、という疑心暗鬼な状況は解消されました。先へ進むGOサインを頂いたと受け取っています。

オープンソースの醍醐味は、私のような、多くの外野の開発者がフットワーク軽く誰の承認も無く個人のやり方で問題解決を試み、公開することができることだと思います。

そんな外野の私を支持してくれる、雇い主のPercona社、
そしてFaceBook社、RightNow社を筆頭に会社の最深部(?)の私に届くほど困難な仕事をいつも依頼してくれる超エキスパートユーザーの方々、
さらにすべてのXtraDBのユーザーに感謝します。

むむむ。全員日本語は通じないかな?日本じゃ誰もXtraDB使っていないかもしれないし…
では、こっそり心の中で感謝しています。:-)

外野開発をビジネス的に支援してくれるユーザーがいる限り、外野開発者が欲をかいてそれを裏切らない限り、オープンソースソフトウェアはオープンソースソフトウェアとして死んでしまうことは無いと確信しています。大丈夫。これで、まだ何年でも闘えそうです。

※SSDも大体分かってきたので、次はHandlerSocket向けのチューニングとかにも手を付けてみたいのですが、ベンチマークソフトが無いので先ずははそこからです。誰か作ってくれないかな…。目下、余力が無いのですよ^^;